1.概要

電子ライナックの短バンチ電子ビームから発生するミ リ波帯・テラヘルツ帯の高輝度コヒーレント放射光を光 源とする分光装置である。原則として電子ライナックの 利用とセットで申し込むが、実験室光源として高圧水銀 灯も備えているので、放射光で使用される期間以外でも 利用可能である。物質・材料研究における吸収・反射分 光、イメージング分光のほか、加速器ベースの新規光源 開発にも利用することができる。また高強度テラヘルツ波励起によるポンプ・プローブ実験やテ ラヘルツ帯パルスラジオリシス、円偏光を用いた円二色性分光などの特殊な実験も実施可能な場 合があるので、希望する場合は事前に担当者と打ち合わせをしていただきたい。

2.特性

  • 波長(波数)領域
    コヒーレント放射光を光源とする場合
              500µm ~ 3 mm (3 ~ 20 cm-1)
    高圧水銀灯を光源とする場合
              100μm ~ 1 mm (10 ~ 100 cm-1)
  • 分光器
    フーリエ変換干渉分光計
    回折格子型分光計(単色計)
  • 検出器
    Siボロメータ(液体ヘリウム冷却)
    InSbホットエレクトロンボロメータ(液体ヘリウム冷却)
    Vバンドミリ波検波器(50~75 GHz)
    Wバンドミリ波検波器(75~110 GHz)
  • 増幅器
    ロックインアンプ
    ボックスカー積分器

3.設置場所
中性子発生装置室(ライナック棟)実験室(管理区域内)

4.提出書類
出張・実験実施計画書、管理区域立入願
コヒーレント放射光を光源とする場合:放射線発生装置使用記録 (事前に 電子ライナックのマシンタイム確保が必要)

5.装置担当者、連絡先
高橋俊晴 takahashi.toshiharu.4n*kyoto-u.ac.jp(*→@)